
燕 en@京都駅八条口
今回の京都旅行最後の夕食に向かいます。
もう先に率直に言っちゃいましょうかね・・・
超大当たりですよ、このお店。
だから正直内緒にしておきたいところだけど、仕方ないですな。
情報公開、グラスノスチね。
まぁ、こちらオープンからすでに3年以上経過しているし、
食べログでも既に評価も定まってるんだけどさ。
今回こちらのお店を選んだ理由はと言いますと、昨年夏にも京都を訪れましてね。
その時訪れた
「祇園ろはん」というお店が殊の外素晴らしくってね。
過去記事
祇園ろはん@祇園四条で極上の京定食と絶品鯖サンド 2015夏休み京都旅行記<14>
そう!!
あの鯖サンドをはじめとした料理の数々は悶絶級だったなー、と。
で、こちらの
燕enはこの
祇園ろはんの姉妹店。
嫌が応にも期待が高まるわけです。
京都茶寮でマスターズドリーム夕食の予約時間にはちょっと早い時間だったんだけど、駅ビルで何か買い物でもしようか早めにホテルを出発したの。
ところがさ。
京都駅ビル内南北自由通路にある喫茶兼ギャラリー
「京都茶寮」でサントリープレミアムモルツ・マスターズドリームを市場販売価格よりも安い300円でいただけるよって看板がありやがりまして。
ウヒョー!買いモンなんかいいから呑もうぜ!!ってなりましてw
どうやら、サントリーから新たに発売される本格ビアサーバ「BEERGO(ビアルゴ)」(なんと3万え〜ん!)の販促イベントだったみたいだけど、もちろん買わんでも呑めるわけで、勇んで入店しますよ!
こんにちわ〜〜。
これがBeergoこの販促イベントはそのBeergoを体験して、自分でビール注ぐというやつ。
マスターズドリームが300円で呑める!!ここでちょっと考えてほしい。
このマスターズドリーム、コンビニ等での市場販売価格は税込みだと318円。
え?ここでは300円だよ?
さすがは3万円もするビアサーバーBeergoだけあって、生ビール的な非常にきめ細やかな泡!
その家で呑む時とは明らかに一線を画す美味さだけでは飽き足らず、さらにここでは乾きもののおつまみのドライ椎茸
(≠干し椎茸ね)までついて、300円ポッキリ!
サントリーさん
よっぽどこのサーバー売りたいのね太っ腹だわ!!
いやー、いい0.5次会になりましたw
燕en@京都駅八条口京都駅八条口。
京都駅の南側ってその周辺に宿をとってる人でない限り、観光客は降りる機会が少ない出口よね。
その八条口で至近にあるこちらのお店はカウンターと2人掛けのテーブル合わせて12席という小ぢんまりしたカウンター割烹。
ボクんちはこのカウンターのお店が大好きでね。
この前日に伺った
りょうりやステファン・パンテルさんもカウンターフレンチのお店だったね。
ボクらが予約したのは開店時間の5時30分。
まだオモテは明るいけど、開店と同時に席の半分以上が埋まり、6時過ぎにはほぼ満席。
さすがの人気店のようだ。
飲み物の品書きまずは飲み物をと。
さっきビールを呑んじゃったから、ここでは焼酎にしましょう。
佐藤の麦を水割りでスタートボクは佐藤・麦の水割りを。
嫁さんは大麦コーヒーハイ©
撮影は嫁さん嫁さんはこの大麦コーヒーハイという焼酎のグレイン(穀物)コーヒー割りを。
へー、これ初めて見たな。
食べ物の品書き焼酎の水割りをチビチビと呑りつつ食べ物を思案。
どうです、これ?
どいつもこいつも美味そうでしょ?
美味そうじゃないんです、美味いんです!くぅ〜!
突き出しの紫陽花オクラ何をお願いするか決めかねていると突き出しが来ちゃった。
この紫陽花オクラ、美しいねぇ。
オクラの輪切りの断面を紫陽花の花に見立ててるわけよね。
もちろん、お味も期待通り。
向付は盛合せにて長崎産 本鮪トロの握り
淡路産 鱧焼き霜 梅肉
山口県産 伊佐木 炙り
根室産 雲丹
千葉県産 金目鯛
琵琶鱒
長崎産 カマス・・・これで一人前のひと皿。
本日の向付は黒板に書いてあるんだけど、画像が超手ブレで残念至極w
で、その店内黒板に書いてるお刺身全てが盛り込まれたのがこの向付盛り合わせ。
それぞれのお刺身が一切れづつ見目麗しく盛り込まれてる。
そして、その一つ一つがとっても美味いんだよ!
上の画像で、紫蘇の葉の下に隠れていたのは長崎産 本鮪トロの握りこんなニクイ演出も!!
見えるものを食べ進めてると本来は大根のツマかなんかがあるべき大葉の下に赤いモノがちらり。
なんでしょね?
って葉っぱをめくると、トロの握り寿しがその姿を表すのよ。
「わ!寿しだ!」ってなるよね、これ。
とうもろこしのかき揚げこのとうもろこしのかき揚げはいわゆる「かき揚げ」的にひとまとまりになってなくて結構ポロポロとしてるんだけどね。
それが酒のアテにはなかなか素晴らしく、ちょっとつまんでひと噛みふた噛みしてとうもろこしの甘いジュースを口内にほとばしらせたらそこに酒を流し込むともれなく幸せになれるって寸法。
嫁さんはここで京都の地酒「徳次郎」を燗で撮影は©嫁さん
なぜか夏でも燗酒が好きな嫁さん。
このタイミングで日本酒にスウィッチ。
鯖寿司(2貫を二皿にシェアしてあります鯖寿司をお凌ぎ的に。
赤酢なんだろうか、かなり赤い寿司飯に身の厚い〆鯖。
・・・はっ!
前述した姉妹店、祇園ろはんの鯖サンド!
ってこの時は思わなかったけど、やはりそこに相通ずるものはあるんでしょうな。
トマトの冷やしおでんさっぱりとサラダ代わりにもなる冷やしおでんのトマト。
こういうのはありがたいね。
ビーフカツ 自家製ウスターソース今回メインのひとつにチョイスしたのはビーフカツ。
京都・・・というか関西で肉と言えば牛のことってのは何度も書いてるけど、それだけ牛肉食文化は東京のそれとはレベルが違うと言われる。
さすがに最近はそれほど違わないと思うけど、京都で食べる牛肉の料理はどっか太い「芯」のようなものが真ん中にビシッと通っているような感覚があるのは、彼らの今日の肉料理に対する矜持なのかもしれんね。
ビフカツ、リフトアップwそれは東京のとんかつ文化と違にする火入れの仕方があって、こんなに中心をロゼ色に揚げるのはとんかつではあり得ない(いや、低温調理でじっくり火入れするとんかつなら無くはないだろうが、それが定石ではない・・・)。
蘊蓄はさておき、自家製のウスターソースをまとったビーフカツをいただく。
なるほど肉の質もキメが細か目で、噛むとにじみ出るジュースがとても香りいい。
正直、もうちょっとソースは少なめか、別皿で提供してもらえればなー、と思う。
塩だけでも食べてみたいしね。
甘鯛のウロコ焼き(2皿にシェアしてあります二つ目のメインはこの甘鯛。
甘鯛ってウロコがパリパリで美味しいんだよねぇ。
あ、そういや大昔のことだけど漫画「美味しんぼ」で甘鯛のウロコ焼き(若狭焼きだったけかな?)をうまく焼けない料理人が上手に焼けるようになったら山岡が栗田にプロポーズするとかそんな話だったけ?
うろ覚えだけどw
ま、いいや。
甘鯛ってのは水分の多い魚で刺身にするにも昆布締め等にして水分を抜いたり、焼くにしてもひと塩して一夜干しにするんだってね。
手間はかかるけど食べたいと思わせる魚、甘鯛をこんなに上手に焼いてもらったら美味いに決まってるじゃんね!!
薄暮の京都タワーそんなこんなで楽しい燕enタイムはおしまいになりました。
締めを食べずに店を出たのはなんでだったっけ?
鴨と九条ネギの蕎麦・・・食べたかったなー。
次回への宿題だね。
そんなわけで、おかげでこのあと炭水化物を摂取しに行くこととなりましたよ。
つづきはまた。
しかし・・・何食っても美味かったな、ここ。
燕en
075-691-8155
京都府京都市南区東九条西山王町15−2

